リメイク

あの・・・。TBSのドラマ『猟奇的な彼女』なんですがね。
視聴率が
13.5

11.5

8.7
と順調に(?)右肩下がりしています。
無理もないというか何というか(笑)。

原作は韓国のネット小説ですね。
それが韓国では2001年に映画化されて大ヒット。
その年の興行収入2位、歴代でも4位を記録したんですと。
(映画化の段階で原作とは若干中身は変わったようですが)

日本に上陸したのは2003年。
上映した映画館が多くなかったので大ヒットではなかったけど
レンタルではかなり好調だったので、完全にペイはしたと思います。
韓流ブームの前にやってきて、純粋に作品の中身が評価されたもので
私も大好きな1本です。これは以前にも書きましたね。

4月20日からドラマの放映が始まったわけですけど
設定をどうやって日本にアレンジするのかを注目しておりました。

主演の草なぎ剛(SMAP)は大学の海洋生物学科講師。
オリジナルのチャ・テヒョンが大学生の役だったので
それよりも年齢が上の彼は何をするのかと思ったら、そうきたか。

もう一人の主演・田中麗奈は小説家志望の女性。
オリジナルのチョン・ジヒョンは女子大の学生だったけど
そういう要素はあまり見えなかったな。

さらにキーとなる人物が松下奈緒。
クサナギくんの幼馴染で初恋の相手。
しかもクサナギくんの所属する大学研究室の研究生としてやってきた。
浅倉南っていう名前で・・・。なぜ『タッチ』?
っていうか、オリジナルにはいないもので
どういう位置づけでこの人を登場させたのだろうか??

それからオセロの松嶋尚美が准教授でオカタイ感じの独身さん。
谷原章介は結婚願望が強い講師。
上川隆也は教授だけどおおよそ教授に見えない風貌。
もはやそれは違う話なのじゃなかろうか?(笑)


そもそもですよ。
なぜオリジナルの『猟奇的な彼女』がヒットしたのかというと
日本よりもちょっと“男が上、女は下”という風潮が強い韓国で
2000年代前半という時代は女性の社会進出が特に目立ち始めた時で
そこに登場したチョン・ジヒョンが演じるところの“彼女”は
振る舞いは確かに破天荒だったけど(あ、猟奇的っていうのか)
いわば新しい時代の象徴みたいな存在であったわけですよ。

あ、あとあれか。チャ・テヒョンのママボーイっぷりも良かったのか。
ママボーイというのは日本でいうところのマザコンで
甘やかされて育ったちょっと弱々しい男子のことです。

そんな両極端なふたりが繰り広げる話は
テンポがよくてスピーディーでキレ味も良かったわけです。
暴力的ではあったのですけど2時間なら、耐えられる(笑)。
ただ乱暴に終わったわけではなく、その奥に隠された心なんてのもあったし。

それと“バラードの皇帝”ことシン・スンフンの楽曲も良かったよね。

まあ、そんな映画だったのですけど、実はこれをいちばん苦々しく見ていたのは
私の母親くらいの年齢の女性だったそうで。
自分が通った道とずいぶん違うからなんでしょうね・・・。


翻って2008年の日本ですよ。
若干、韓国よりは“女は家”的なムードが弱いからなのか
田中麗奈が演じるところのあの女性はちょっと違和感があります。
むしろ、今の日本の流行で言うなら“KY”な感じで
正直なところちょっと引いてしまうんですよね~。
迷惑のかけ方が他の人も巻き込んでいて、あまり笑えないのよね。

オリジナルのように進むのならば
あの彼女にだってつらい過去が絶対にあるはずなんだけど
毎週毎週かようの如く奔放にされてしまうと
真実がわかる前に、彼女のことを嫌いになってしまうのでは?
まあ、別にヒロインだけが悪いわけではないのですけどね。

あ~・・・。
恐れていたことが起きてるぞ。
2時間の作品を10時間に膨らましたはいいけど
そのまま5倍薄くなって、さらに違う味を加えているな。
制作側は「オリジナルの世界観をそのままに」と言っていたけど
その世界観は~。料理でいうと香りだけかなあ。
なんでいま『猟奇的な彼女』なのかなあ。
こちらがタイトルに引っ張られすぎているのかしら。
それを考えなければ普通の三角関係の男女ドラマと言えるのか。
厳しいです。見続けるかどうかの瀬戸際だわ。

それにしても、TBSの日曜劇場の枠ですが
『パパとムスメの7日間』は、まあ面白かったですけども
『ハタチの恋人』(1秒も観てない)
『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(観ていたが痛々しかった)
と、イマイチな感じが続いて
さらに今回がダメとなるとダメージが大きいですよね・・・。

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ザ・ノンフィクション

フジテレビが日曜午後からやっていた『ザ・ノンフィクション』という番組。

ここで
「負けんじゃねえ~神田高校に起こった奇跡」
というのをやっていたんです。ギャラクシー奨励賞受賞作品だとか。
これ、昨年の夏に放映されたときもたまたま観たんですよ。
よく出来た作品だと感心した記憶があります。

どんな話かというと、地元でもちょっと怖いことで知られている高校がありました。
3年間で80人くらい辞めちゃうらしいです。
そんな学校の野球部は10年ばかり公式戦に勝ったことがない。
それが!なんと!ちょっとした奇跡を起こすというものなんですな。

登場してくる人物が、(テレビ的に)いいキャラが揃っていて
これを“発見”したスタッフはそれこそお宝を発見した気分だったでしょう。

まず監督の松山先生の経歴が異色で、大学卒業後に大手通信会社へ勤務。
海外赴任も経験して、年収800万くらいあったのになんか満たされない。
そこで大好きだった高校野球の指導者になるために退社して教師になったという人。

主戦となる投手の田中君は生まれつき右腕が不自由だったけど
器用なグラブ捌きでそのハンデを感じさせない。
しかも、彼の双子の兄がキャッチャーをやっている。
ついでに取材を進めていたら、彼らの両親は離婚をしていて
お父さんが朝は彼らの弁当を作り、深夜まで仕事をしていた・・・。
恐らく、最初はこの双子を見つけて、取材を始めたんだと思いますよ。

で、この「負けんじゃねえ」という言葉は
大会前最後の練習試合でいいところなく負けてしまったのに
ヘラヘラしていた選手たちに松山先生が涙ながらに言ったコトバなのです。
要約すると、自分はこの夏を最後に監督を退任する。
6年間かけてきた思いがあって、それはお前らには負けない。
だからといって、こっちだって高校野球をしてきたという
そんな強い思いは先生にも負けないと思ってもらわないと困る。
だから、負けんじゃねえ・・・と。
野球で負けるなということもあるのでしょうし
自分に負けるなということもあるし
神田高校を見る世間の目にも負けるなということもあるし
とにかくまあ、色々なものを含めて言ったんでしょう。
その日を境に選手たちは目の色を変えて自主的に夜間練習もしたそうです。

そして迎えた本番なんですけど序盤から劣勢の戦いを強いられます。
3対5で迎えた9回表もツーアウトランナーなし。
今年もこれまでかとなりかけたとき、打席には代打の佐藤君が送られます。
このキャラがまたすごい。これが公式戦最初で最後の打席。
野球が大好きだといいながら黙々と練習する小柄な少年です。
しかも、ここの家庭の経済事情が苦しかったそうで
修学旅行にも連れて行ってあげられなかったとご両親は凹んでいるのに
当の息子は「野球があればいい。修学旅行なんて興味ない」なんて言う。
それが本心なのかどうかはわかりませんよ。言い聞かせていただけかも。

そんな佐藤君がバッターボックスで、この番組のタイトルが「奇跡」ですよ。
なにが起こるかは容易に推測できるでしょう。
そうです!佐藤君はなんとレフト前ヒットを放つのです。
視聴している普通の人はこの瞬間に涙がドーン!だと思います。マジで。

佐藤君のヒットで勇気が湧いた神田高校は満塁のチャンスを作り
そこで走者一掃の逆転タイムリースリーベースが生まれるのです。
ドラマでこんな展開のお話をやったら、少し恥ずかしいと思います(笑)。

最終的には6対5で勝利。ベンチが沸くのもわかりますし
ベンチに入れなかった部員がスタンドで泣くのもわかります。
加えて、スタンドで泣く部員の横では怖そうな兄ちゃんも泣いてる。
聞けば野球部OBなんだとか。そうなんだ。まったく見えなかった。
さらには、たまたま観戦に来ていたと思われる
現役のチャラチャラした感じの兄ちゃん(ゴメン)も泣いていた。
なんだよ。本当は心がキレイなんじゃん。キミ。

次の試合では惜しくも延長の末に敗れてしまったようですけど
この経験を境に、頑張れば何かいいことがあるという風に
野球部だけじゃなくて高校全体が変わったみたいです。
甲子園には程遠い地方大会1・2回戦レベルの話ではあるのですけど
それぞれにドラマがあるってことです。
例えるなら、「スクールウォーズ」みたいな・・・ね。
(このところ、このドラマをよく引き合いに出している感じがする)

ドキュメント番組の構成は、彼らが卒業をして就職などでバラバラとなり
松山先生は別の学校へ異動するというところで終わりました。
的場浩司が淡々としたナレーションをしていてそれがよかったですね。


今回は賞を獲ったということで、さらに1年経った彼らを少し追っていました。
先ほどの佐藤君は社会人になって、その経験を後輩に伝えていました。
社会に出て自分で稼ぐようになったからでしょうね。
なんか身なりと雰囲気が変わっていて・・・(笑)。
いや、それはむしろ自分で道を切り開いたと考えたほうが良さそうだ。
他の人も茶髪になっちゃっている人とかいて変わったなあ・・・なんて。
中には会社や学校を辞めちゃったのとかいるのかも知れないけど
それもひっくるめて人生は色々なんだから、まあいいでしょ。

いずれにせよ、これはもう素材の勝利です。
それを的確に仕留めたスタッフが上手だったのだと思いますよ。
自分もちょっと頑張ってみようかと元気がでました。
すぐにそんな気持ちも忘れてしまうから進歩がないんだけど・・・。

最近視聴したドキュメントでは
この番組と近鉄ラグビー部を応援する地元の人の話が面白かったですね。

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猟奇!!

『猟奇的な彼女』、TBSで連ドラ化(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20071214000037

チャ・テヒョンとチョン・ジヒョン主演映画『猟奇的な彼女』(2001年)が、草なぎ剛、田中麗奈主演でリメーク、TBS系で連続ドラマ化されることになった。
14日、日刊スポーツ、サンケイスポーツなどの報道によると、『猟奇的な彼女』は来年4月にTBS系で放映される。
『猟奇的な彼女』について、日刊スポーツは「奔放で強引な性格のヒロインに振り回される主人公のドタバタ劇と純愛を描く。韓国通の草なぎにとって願ってもない作品」と紹介。
同紙によると、TBSは4年越しの交渉でドラマ化権取得したという。
2001年に公開された『猟奇的な彼女』は、韓国で500万人を動員し、韓国のラブストーリー映画史上最大のヒット作となった。日本では単館から拡大公開され、5億円(約50億ウォン)の興行収入を記録した。
サンケイスポーツによると、TBSのプロデューサーは「数字的には最低20%は獲れると思います」と、大きな期待を示している。

***************

この作品は映画館で観ましたよ。2回(笑)。
最初はひとりでシゴト帰りに行きました。
ほとんどがカップルか女性同士。
ヤロー単品は私だけだったと思います。
2度目は相方と行きました。
面白かったよと言ったら、観たいと言うので。

ついでにいうとDVDも持っています。
それでも1回観ているから、合計3回になるのかね。

チョン・ジヒョンがやっている“彼女”役が豪快で
そのイメージがとてもステキ(?)だったので
「俺、チョン・ジヒョンに叱られたい」って言ったら
韓国人の友達の彼女に真剣に嫌な顔をされたっけ。
あ、チョン・ジヒョンがわからない方・・・。
アジエンスのCM(宇多田の♪だ~いすきだから~って流れてる)で
ゴクミじゃないほうのバージョンの女性です。

原作は韓国のインターネット小説。
日本でいうと『今週、妻が浮気します』みたいな世の出方ですかね。
それをギュっと圧縮し、後半部分はオリジナルだった映画バージョン。
今度は日本で連ドラ化。2時間の作品を仮に10話だとすると10時間。
5倍の長さになるのか・・・。
そのまま5倍薄くなるのかなあ。
濃さはそのままで行けるのだろうか。
違う味が加わりすぎて元の味がわからなくなるのだろうか。
それともキャストありきで最初から味が違うのか。
期待していいのやらよくないのやら。

韓国の作品をリメイクしてうまくいった例があまりないし。
まあ、それはマンガ原作のドラマがコケるのと構造は同じだけど。

日本風にアレンジしていく過程でどのようになるのだろう。
田中麗奈は気の強そうな感じなネエちゃんなのでそれはいいけど
ツヨシくんが、なよっとした演技をするのも違和感なさそうだけど
ただ、オリジナルはともに大学生の役なので、そのあたりどうするんでしょ。
会社員にしてしまったら生きなくなる部分も色々あるんだけどね・・・。
学生の設定にするならヒロインは「別に・・・」のあの人でもいいんだろうし。
男のほうは森山未來あたりならよさそうな感じがしないでもない。
まあ、そうはいっても4年越しの交渉でOKが出た理由は
「チョナンカンさんがやるならばいいですよ」ってことらしいので
とりあえずこれでいいんでしょ。ツヨシくん好きだし。

そんなことを考えながらこのニュースに触れました。
大好きな映画だけにその動向が気になります。

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日韓比較「マラソン」

20日の夜にTBSで「マラソン」をやっていましたね。
2005年に韓国で公開されて大ヒットした映画のリメイク版。

日本版の話はどんなものかYahoo!テレビからコピペすると
「自閉症の青年がフルマラソンに挑戦する姿を韓国の実話を基に描く。パク・ミギョン原作、寺田敏雄脚本、吉田健演出。福祉施設に通う自閉症の彰太郎(二宮和也)。母の晴江(田中美佐子)は息子が優れた脚力を持っていると気付き、マラソンの練習をさせていた。ある日、晴江は施設の取材に来た雑誌記者のさなえ(桜井幸子)からフルマラソンへの挑戦を勧められ、有名マラソンランナーの野口(松岡昌宏)を紹介される。野口は訳あって陸上から離れていたが、彰太郎のコーチを渋々承諾。戸惑いながらも練習を始めた野口は、純粋で率直な彰太郎を少しずつ受け入れていく。彰太郎も野口に心を開き始め、フルマラソン大会出場に向けて練習を続ける」
・・・こんな感じ。確かにそうでした。

自閉症の青年役は韓国だとチョ・スンウ。
「ラブレター」(2003年)で、ソン・イェジンと競演してた。
ちなみにソン・イェジンでいちばん有名なのは「私の頭の中の消しゴム」か?
あの人、キレイよね。まあ、いいんだけど。
日本版の主演は二宮和也ですが、特に違和感もなく・・・。
キャラつけなどは当然違っているけどね。

母の役のキム・ミスクという方は存じ上げません。
日本版は田中美佐子。良かったんじゃないですか。

違うのはコーチ役ですかね。
韓国版のイ・ギヨンの場合は、世界大会で1位を取った経歴のある
元有名ランナーだったけど、飲酒運転で社会奉仕命令を受けて
主人公のいる養護学校にやって来たという設定ですが
日本版の松岡昌宏の場合は、大学時代は駅伝で優秀な選手だったが
アキレス腱を痛めて、その後はフラフラとアルバイト生活。

このコーチと自閉症の青年を引き合わすのが桜井幸子演ずるところの
契約の雑誌記者さん(元カノ)で、オリジナルにはいなかった。たしか。
韓国版はお母さんが強引にコーチを口説き落としたんだけど
日本版は元カノが「オマエも立ち直れ」とばかりに押していた。

話の展開はというと韓国版を完全に踏襲するわけではないけど
かといって逸脱もしていなくて、うまく消化できていた気がする。
オリジナルから随分とカットされているものもあったけどね。
韓国版のほうは、障害を持つ子どもがいるという母親の苦悩を
もっともっとリアルに見ているほうがしんどいほど表現してたけど
逆に父親の存在というものを日本版は随分と強調した感じ。
社会を取り巻く情勢とかそういうことにも関係するんでしょうか。

そういえば、昨年やってた「僕の歩く道」って見ました?
私は途中でしんどくなってやめてしまったのですけど
自閉症を取り扱っているということもあるでしょうが
話の展開がけっこう「マラソン」と似ていたんですが
そのあたりの取り扱いってどうだったのかしら。

話を戻しまして・・・。
総括すると、出来は良かったと思われます。
やっぱ、ニノは演技が上手だなあと感じました。
それと、松岡の役どころもけっこうよろしかったですかね。
日本版はむしろ、このコーチにスポットが当たっていたかな。

感動はまあまあだったかな。事前の告知では感動巨編とのことでしたが
そこまでのことはね・・・。
泣きのポイントとかやり方が韓国と日本では違ったりするし。
いい例として、韓国版の「ラスト・プレゼント」なんて
最後はこれでもか!とばかりに泣かせにかかっていたけど
日本版のは、そのへんがあっさりというかジワジワ型の攻撃だった。
あ~。「ラスト・プレゼント」かあ。
韓国版はチャングムのイ・ヨンエが出ていたのよ。
日本版は、堂本剛と菅野美穂だった。子どもを亡くしている設定にしては
夫婦が若すぎたという印象があってイマイチだったな・・・。
そんなリメイクの難しさを踏まえても、「マラソン」は
良いほうの部類に入れてもいいのではないかというのが感想でした。

昨年、映画館で買ったパンフを見ながら思い出しています。

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日韓比較『8月のクリスマス』

本日、山崎まさよし主演の日本版を観まして
いっちょ感想でも書いたろうと思ったのですが
こうやってみると「さて、元の韓国版はどうだったっけ」と気になりまして
もともとDVDを持っていたので、こちらも観なおしました。

話のあらすじは、韓国版のDVDのパッケージから引用すると
「ソウルの街中で小さな写真店を経営する青年・ジョンウォン。彼は、写真の現像がきっかけで、若い女性・タリムと知り合う。素直で純粋なタリムは、次第にジョンウォンにひかれ、ジョンウォンも彼女の好意に応えようとする。
だが、二人が思いを重ねるには、ジョンウォンの命はあまりにも短かった・・・。ほんの一瞬、舞い降りてかき消えた淡雪のような至上の恋を描いて、涙と感動のセンセーションを巻き起こした、切なく、そして限りなく優しい、ひとつの恋物語」
・・・というものです。はい。そんな感じ。
日本版もこれに準拠しています。しかもかなり忠実に。

そういうわけで、データで見比べてみましょう。

<公開>
韓国・・・1998年
日本・・・2005年

<メインの男性>
韓国・・・ジョンウォン(ハン・ソッキュ)
日本・・・鈴木寿俊(山崎まさよし)
どっちも写真屋さん

ハン・ソッキュは『シュリ』の人。
山崎まさよしは ♪いつでもさがしているよ~

<メインの女性>
韓国・・・タリム(シム・ウナ)
日本・・・高橋由紀子(関めぐみ)
タリムは婦人警官で、由紀子は臨時教師

シム・ウナは『美術館の隣の動物園』も良いよ。
関さんはよく知りませんが爽健美茶のCMに出てたらしい。

<ロケ地>
韓国・・・全羅北道・群山(設定はソウルだけど)
日本・・・富山県高岡市(設定は富陸県)

本当に見事なリメイクですが
7年の時間の流れがビミョーに中身を変えています。
韓国版のカメラ屋さんはいかにもという古い店舗ですが
日本版はデジカメプリント対応店舗。

途中、主人公がお父さんにAV機器の使い方を説明しますが
韓国版はビデオデッキ、日本版はDVDデッキ。

違ったのは韓国版は左から右に画面が流れ
日本版は右から左に画面が流れた事か。
車が左ハンドル・右側通行ってこともあるからかな。

全般的な統括といたしますと
日本版って寿俊の病状を示唆するカットやセリフが多かったね。
韓国版は、その辺推察して観なさいよって言ってる感じ。
どっちがいいのかっていうのは何ともいえないけど。

まあ、それにしてもオリジナルに極めて忠実でございますよ。
人に言われた後に気づいたラスト15分くらいの“演出”も
ちゃんと日本版でも採用されておりました。

同じ韓国映画をリメイクしてテレビ朝日で放送した
『ラスト・プレゼント』に関しては堂本剛と菅野美穂では若すぎだったし
(韓国版はヨメがイ・ヨンエ(チャングムね)で、ダンナがイ・ジョンジェ)
泣かせどころがイマイチだった。

じゃあ『8月のクリスマス』はどうだったかというと
確かに説明過多な気もするけど、それを差し引いても良かったかな。
日本人に合った作り方をしたな~と思う。
由紀子が小学校の臨時教師という設定のお陰で話がスムーズだったね。

これはね、日韓どっちのを観てもそれなりにいいと思いますよ。
泣けるかどうかはわかりません。泣いちゃうっていう触れ込みだけど。

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『英語完全征服』観たですよ

eigo


<あらすじ>・・・DVDのパッケージより
ヨンジュ(イ・ナヨン)は、25歳のイケてない地方公務員。
いつか白馬の王子様が現れるのを待ち続ける毎日。
彼女はひょんなことから役場を代表して
英会話学校に通うハメになってしまったのだが
クラスメイトのお調子者ムンス(チャン・ヒョク)に一目ぼれをしてしまう。
彼は運命の恋人に出会ったときは必ず英語で
プロポーズと決意している勘違いプレイボーイ。
そんなムンスのハートを射止めるために
ヨンジュは英語を完全にマスターして見せると張り切る。
しかし、そんな彼女の心をよそに
ムンスはクラス担任のブロンド美人教師・キャサリン(アンジェラ・ケリー)に夢中。
さらにもう一人、謎の美女の影もチラホラ。
果たしてヨンジュの恋と英語の行く末は!?


どうにも観るテレビが無い猛烈に暇な正月に観ました。
ストーリーはだいたいあらすじにあるとおりです。
序盤は少女漫画チックなアニメや
ストリートファイターみたいな格闘ゲーム系のシーンがあったりと
なんだかついていきにくい部分もあったりします。
マンガのような作りをするというのは昨今の流行なんですかねえ。

韓国はオリンピックを開催して、ワールドカップもあったのに
国際社会の一員だというのに英語が喋れないとは何事か!という
まあ、韓国人が言いそうな事の被害者(職場の代表)として
英会話の学校に通うヨンジュなのですが
これまた、いくらなんでもこんなヤツはいねえって言うくらいに
英語がヘタ。韓国語訛りがきついのです。
そのあたりは英語を苦手とする日本人も人の事は言えませんので
共感は得られると思われます。
しかし、このヨンジュちゃんは「いつか王子様が現れる」と思っている
視野の狭い一直線型の女の子なので
最初の授業で、「英語の名前を決めましょう」って言ってるのに
完全拒否の姿勢で、そのあたりちょっと日本人と違います。
最終的には“キャンディ”という名前に落ち着きましたが。

で、そこのクラスにムンスという青年が登場するわけです。
プレイボーイ風のお調子者ですが、誰に対してもいい感じに振舞うのは
デパートの靴売場で「よくお似合いですよ」ってやってるからなのよ。
確かに気に入った人へはモーレツアタックをかましています。
今回は英語教師のキャシーに夢中。

ヨンジュはこのムンスに一目惚れ。
「ついに王子様が現れた」とばかりに、一生懸命気を引こうとします。
おいおい、そりゃあちょっとこちらは別の引き方をしてしまいます
というくらいの頑張りかた。いやあ、韓国のお方は直情的です。

一方、ムンスはというとそのアタックをそれとなくかわします。
夢中なのはキャシーですから。こっちも片思いだったけど。
ムンスが英語を話したい理由も複雑です。
別に好きで英語を習っているわけではありません。
「英語でカッコよくプロポーズしたい」なんて表向きには言ってるけど
本当は違う理由です(色んな意味で伏線をはったセリフなんす。これ)。

それに加えて、あらすじにある通り、謎の女性という存在もあって
ヨンジュは英語を完全に征服してやろうと燃えるわけです。

とはいっても、英語がペラペラになっていく過程というのがメインではなくて
あくまでラブコメディーが主流ですから
ヨンジュもムンスも別にそんなに上手にはなりません。
英語教育に対する皮肉とかそんなことも込めているのかも知れません。
わかりませんけど。

で、ラストは言ってみれば“お約束”です。
なんだよ、最終的にはそんなセリフかい!
でも・・・、言うと思ってたよ!!という感じ(笑)。
どうでもよさげなシーンにイ・ボンスとユ・へジンがいたのは笑ったけど。

あまり深く考えないで観てしまうのがいいです。
難しい話ではないので。それが物足りないという人もいると思われます。

英語教師役のキャシーが喋るハングルは見事なタメ口です。
あまりハングルがわからない私でもそれは伝わりました。
・・・が、まったくハングルや韓国社会の知識が無い人には
そのあたりのオモシロさがあまり伝わっていないかも。
「キャシータメ口→場が凍る→外国人だし・・・と諦める」という図式がね。

イ・ナヨンいいなあ。この映画では完全にダサダサねえちゃんだったけど
メガネを外すとカワイイ。ストーリーの中で誰も指摘してないけど。

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「ジェイル・ブレーカー」観たですよ

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『シルミド』のソル・ギョングと、『リベラ・メ』のチャ・スンウォン 
それに、ソン・ユナが主演している作品でございます。

ストーリーをDVDのパッケージから引用しますと

「勤勉で模範的な囚人生活を送るチェピル(ソル・ギョング)は、恋人キョンスン(ソン・ユナ)の心変わりにショックを受け脱走を決意。相棒ムスク(チャ・スンウォン)とシャバに出た瞬間、ふたりは“特赦”を発令されていたことを知る。無事、特赦を迎える為に刑務所へ戻ろうとするふたり。警察の追跡を降りきり命からがら刑務所へと帰還を果たしたふたりだったが、その刑務所は暴動により囚人たちによって占拠されていたのだった・・・」

そうでしたね。
しかも、脱走ができたのはムスクが
6年かけてスプーンで地下道を作ったからなのよね。
なかなかにしてありえない話。
暴動というのも、視察がやってくるから慌てて食事も食べさせないで
掃除やらなにやらを囚人にやらせていたからで
「食事さえくれれば、こんなことにならなかったんだよ!」ということなのね。

この作品を初めて観たのは2年前ですかね。
コリアンシネマウィークで日本にやって来ました。
さらにこの1年くらい前に韓国へ行ったとき
友人が「光復節特赦」(原題)が面白いよと薦めてくれていたので
日本でも観れると知って、喜んでチケットを押さえた記憶がありますな。
実際、話題の作品が来るぞ~と会場に来ている人の熱気で
すっかり場が暖まっていたので(何割かは韓国の人だったな)
もうドッカン!ドッカン!の大笑い。
いや~。あいつの言ったとおり面白い。DVDにならないかなあ
・・・と思い続けて、しばらくの月日。
ようやく日本でもリリースされることとなりましたわけです。

で、実際に観賞してみると
うん。確かに面白いんだけど、話を知っているせいなのか
それとも別の理由なのか、あの頃の興奮の再現というまでにはいかない。
いわゆるジェットコースタームービーというやつで展開がめまぐるしく
色々あるのはまあ、当然のことなんだけども
場面場面の切り替えがちょっと荒っぽいのかも・・・なんて感じたりして。

人生というものは、一歩間違えば、何かのタイミングでそうなってしまえば
表にも裏にもでてしまう・・・ということをコミカルに描いている作品かな。
あと、キョンスンの婚約者役としてでてくる警察官の男は
いまマンUにいるパク・チソンに似ていると思った。
まあ、これはあまり同意をいただけないかとは思いますが・・・。

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「大統領の理髪師」観たっすよ

めずらしく買ったDVDをすぐに観ました。
「大統領の理髪師」でございます。


ALBD-5213S

公式HP

「シュリ」「JSA」などに出演しているソン・ガンホ主演です。
私が韓国でいちばん好きな俳優さんは彼でございます。

ストーリーはと申しますと、パッケージには

1960年代、韓国。 仕事を愛し、妻と子供を愛するごく普通の男の人生が、ある日突然一変した。 自分から望んだわけではない。たまたまその町に住んでいたためだ。 そう、男は大統領の理髪師になってしまったのだ。 その町とは、韓国大統領官邸「青瓦台(チョンワデ)」のある「孝子洞(ヒョジャドン)」。 時の政権を全面的に支持することしか知らなかった純朴な男が 急に大統領の側近たちの勢力争いに巻き込まれて窮地に陥ったり ほんの些細なミスに命が縮む思いをしたり。 しかし、そんな彼が、いちばん大切なものを守る為に思わぬ勇気をしめしたとき ついに奇跡が訪れる・・・・・。

・・・とありました。
そうでしたね。
この時代というのは韓国の近現代史においても色々あった時で
いわゆる“圧政”の中で暮らしをしていたそうなのであります。
日本人にとっては難しいというかわからないというか・・・。

そんな中で、そこにいただけの理由で大統領の理髪師になってしまった男を
ソン・ガンホ(ハンモ役)が演じております。
大変な時代の中でちょっと気弱な感じというか
様々な圧力やらしがらみなどにつき合わされているというか
とにかくビミョーな立場の役なのです。
そういうところで見せる一般庶民の弱さと力強さという両面を
うまく出していたと思われます。さすがはソン・ガンホ。

大統領が晩年に(といっても、晩年は急に来たんだけど)
「ハンモは昔から変わらない。謙虚で誠実だ」と言っておりました。
それは昔の父親像というか、あるべき父親像というか
そういうメッセージもそこにはある・・・のかも知れないな。

あとナガン役のイ・ジェウンがいい味出してたね。
誰にたとえたらいいのかはわからないけど
表情がよかったな。このままいい俳優さんになってくれればいいけど。

前述にもあるんですけれども
韓国の歴史とか知らないと飲み込めない部分もまあまああります。
四捨五入改憲制度とか、下痢をするとマルクス病とか。
この時代の作品となると拷問のシーンってのが避けて通れないし。
まあ、今回はこの拷問がラストで別の意味を持つことにはなるんだけど
それがパッケージにある“奇跡”につながるわけなんだけど
でも、そのシーンがなくても話は成立したかもしれないとも思うし
あれがあってなんか救われたという感じにもなる。

総合すると、フツーの話なんだけど
あとからジワジワとやってくる。そんな話でございました。

しかし!!
特典映像のところにあろうことか
「ハモンの・・・」という文字がありましたぞ。
ハンモだよ。「豆腐一丁」の「一丁」とおなじ発音の「ハンモ」
「ハン」って、「一」の「ハナ」でしょ!まあ、いいや。
最後の最後にミスをしてしまったな。日本側の制作会社が。
スジにはまったく関係ないけど、ちょっとがっかり。

次回(?)予告
「英語完全征服」(9月22日発売)
「ジェイル・ブレーカー」(9月23日発売)
特に「ジェイル・ブレーカー」は、首を長くして待っておりましたぞ。

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世界陸上面白いっす

いま、TBSでやっている世界陸上をみております。
明日休みなのをいいことに夜更かしです。

面白いですなあ。世界陸上。
為末の400メートルハードル銅メダルには感激したね。
これはさすがに、オンタイムでは見られなかったんだけど
朝起きて、ニュースでやっててジーンときた。

お父さんが亡くなって、どん底に落ちて
そこから這い上がって・・・なんていうサイドストーリーが紹介されて
感情を入れやすくさせておいて、ドーン!というわけですよ。

しかし、ハードルを跳ぶといっても単に力と技の戦いだけじゃなくて
雨やら風やらの天候にスケジュール等、様々なものに左右されて
それに対して冷静に対処するという
フィールドに立つまでにあらゆる駆け引きがあるってのが奥深いね。

それは、12日午前2時にやっている棒高跳びもそうみたいで
一人に与えられている跳躍までの持ち時間ってのがあって
その間に風などのいい条件を模索したりとか。
5メートル35はパスして、50からトライするとかしないとか。
その間に天候が良くなったり悪くなったりもしちゃうと条件悪くなるし
いざ跳んでみたら、あまりいいジャンプができなくて
簡単なうちに跳んでおかなかったから
記録自体が残らなくて、そいつは大変だ・・・みたいなこともあったり。

今回で5回目の司会となる織田裕二。
賛否は当然あるんだろうけど、私は“賛”だな。
最初の頃はうるさいと思ったけど
一人ではしゃいでいるのがいいね。
織田のあしらい方を編み出した中井美穂もいい!(笑)

まあ、織田クンはちゃんと勉強してますよ。
かなりがっちり調べている。
その裏づけがあって、ああでもないこうでもないと話すから
文句の付けようもあまりない。いいんじゃないですかね。

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MXは今年も高校野球を・・・

7月18日(日)
◆とちぎテレビ◆
足利工-馬頭
宇都宮北-作新学院

23:40からダイジェスト


◆テレビ埼玉◆
浦和学院-狭山経済
埼玉栄-埼玉平成
入間向陽-鷲宮

23:15からダイジェスト


◆ちばテレビ◆
桜林-若松
市川-犢橋
白井-成田国際

22:30からダイジェスト


◆群馬テレビ◆
富岡-前橋商
前橋育英-関東学園大付
明和県央-高崎東

22:00からダイジェスト


◆テレビ神奈川◆
百合丘-横須賀
横浜商-足柄
七里ガ浜-平塚工科

21:40からダイジェスト


◆東京メトロポリタンテレビ◆
テレショップ
テレショップ
テレショップ

ダイジェスト?ないよ

はあ。今年もか。MXは高校野球中継をまともにやらんのか。
開会式と開幕試合と、あとは準々決勝から・・・。
神宮球場以外はいかないってことね。
最初の頃は序盤から中継したじゃん。
ツッコミどころ満載の直前特集番組もやってたじゃん。
今年は、都内の高校の放送部が番組に携わるとか
それはいいんだけど、早々と消えてしまう学校には
光が当たらないのだろうかいね。毎年思うんだけど。
それはお金にならないのだろうか。厳しいね。

MXの数少ないいいところは、FC東京の中継かな。
今日は横浜Fマリノスとの録画中継を見た。
4-0だって。こういう試合を見たかったんだよ~。
勝ててバンザイ。ライブで見れなくて残念。
43000人も来たんだとさ。ますます残念だ。

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