« フロンターレの営業さん。面白すぎです | Main | そろそろ箱根ですよ »

引退試合

2008年10月12日。神宮球場。
本日は「真中・度会・小野・河端 引退試合」が開催されました。
正直な話、あまり知名度はない選手だと思いますけど・・・。

真中満選手は1971年1月生まれ。
宇都宮学園(現・文星芸大附)→日本大学→ヤクルト(1992年ドラフト3位)
小柄な体格ながら走・攻・守が揃った選手で、現役終盤は代打の切り札で活躍。
あと、チーム内では「いじられキャラ」だったそうです。

度会博文選手は1972年1月生まれ。
八千代松陰→中央学院大学→ヤクルト(1993年ドラフト3位)
中央球界では無名だったけど、神宮外苑で草野球をしていたところ
たまたま見たスカウトの目に留まって指名されたそうです。ほんまかいな。
代打と守備固めとベンチのまとめ役みたいな感じでしたね。

小野公誠選手は1974年7月生まれ。
聖望学園→東北福祉大学→ヤクルト(1996年ドラフト4位)
古田の次に控える、第二捕手というイメージが強かったのですが
打席に立てば長距離を狙える打者としても定評がありました。

河端龍選手は1976年11月生まれ。
西城陽→龍谷大学→ヤクルト(1998年ドラフト5位)
貴重な右の中継ぎとして活躍し、2001年の日本一にも貢献。
しかしながら、故障に苦しみ、ここ3年は1軍登板がありませんでした。

5時半頃、球場に到着したのですが、ライトスタンド付近は大盛況。
ポールに近いところでようやく座席を確保できました。

試合前には、ヤクルトファンが“石井コール”と“鈴木コール”。
対戦相手の横浜もチームを支えてきた石井琢選手と鈴木尚選手が
戦力外通告を受けているので、これが横浜では最後の試合なわけです。
それに応えて、横浜ファンは真中の応援歌を演奏。大盛り上がり。
まあ、消化試合っぽいといえばそうなのかも知れませんけど。

始球式は、真中・度会両選手の息子さんが2人ずつ登場。
バッテリーを組みました。打者はもちろんお父さん。
掴みからちょっとグッとさせられてしまいました。

試合はといいますと、序盤は来シーズンを見据えた選手起用でして
引退する選手で最初に登場したのは河端投手でした。
6回表、一人だけに投げ、見事三振に仕留めて登板は終了。
球場全体から注ぐ拍手を浴びてマウンドを降りていきました。

7回表、ノーアウト1・2塁。打席には横浜・村田選手。
実は巨人のラミレス選手と本塁打王争いをしていて
共に45本で並んでいますが、ラミレス選手はすでにシーズン終了。
ここで打てば単独で本塁打王なんだけどなあと思っていたら
本当にボカーン!!と打ちました。
わざと打たせただろ!とか言う人もいるのではないかと思いますが
あそこで打った村田選手を褒めたいですね。
ちなみにライトスタンドも拍手でした。
昨年までヤクルトにいたラミレス選手にタイトルを取らせるのは嫌だったようです。

さらにワンアウト1塁と攻めたてる横浜に対し
ヤクルトはエースの石川投手をマウンドに送りました。
横浜はチャンスを広げるべく、1塁ランナーを先の塁に進めるため
打者に犠牲バントを命じ、見事に成功。ベンチの期待に応えました。
実は・・・。
この時点までの防御率1位は広島・ルイス投手の2.679。
石川投手は2位で2.681。犠牲バントでひとつアウトを取ったので
防御率は2.677になりました。つまり、この瞬間にトップ交代・・・。
うまい!なんてよくできた展開なんだ。誰も損しないじゃない。

これを見ていた相方さまは「これは談合か?」って言ってました。
いえいえ、とんでもない。偶然が生んだ産物ですよ。
あ、石川投手はここで交代となりました。

Image411

7回裏、度会選手が代打で登場。
場内が大きな歓声で沸くなか、現役最後の打席はレフトフライでした。

8回裏には真中選手が打席に送られます。
これまた大きな歓声が送られるなか、残念ながら三振。
「あ~」と球場全体がため息をつき、ザワザワしていると
続いて、小野選手が代打で登場。
ビジョンの映された彼の顔は既にボロボロ泣いています。
「なんだよ~、泣くのが早いよ~」と言いながら、こちらもグッと来ました。
1球目。とんでもないスイングで空振り。
これはダメだなと思っていたら、レフトへ打球が上がりました。
打ったというより、振ったら当たったという感じの一撃は
フラフラと放物線を描いて、なんとレフトスタンド最前列に飛び込みました。
小野選手の現役最終打席は本塁打。泣きながら一周したそうです。
それを迎えた選手・コーチも、もらい泣き。
スタンドで見ていたファンも、もらい泣き。
いやあ、驚いたね。聞いたら、プロ初打席も本塁打なんだって。

(小野選手のラスト打席YouTube)
http://jp.youtube.com/watch?v=VmxuQCN5xTQ

9回表は林昌勇がキッチリ抑えて試合終了。
157キロなんて計時していましたよ。


試合後のセレモニーはそれぞれの選手の家族が花束を渡し
河端・小野・度会・真中の順番でスピーチをして
胴上げをしてから、4選手はグランドを1周して挨拶。
淋しい光景ではあるけど、観に行ってよかったです。
こんな風に送ってもらえる選手は幸せですね。

<通算成績>
真中選手 1368試合 1122安打 54本塁打 335打点 .286
度会選手 527試合 173安打 9本塁打 61打点 .245
小野選手 244試合 90安打 16本塁打 48打点 .200
河端投手 231試合 13勝14敗0S 3.46

Image414

|

« フロンターレの営業さん。面白すぎです | Main | そろそろ箱根ですよ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55067/42770025

Listed below are links to weblogs that reference 引退試合:

« フロンターレの営業さん。面白すぎです | Main | そろそろ箱根ですよ »